英語は理系・文系関係なく、ほとんどの人が受験で利用すると思います。そんな英語の中でも、単語と熟語を覚えることは非常に重要です。ただ、勉強をしてもなかなか頭に入ってこなかったり、一度勉強したはずの単語を忘れてしまったりとそう簡単には覚えられないと思います。
そこで今回は、英単語と英熟語の勉強法・暗記法を5つに分けてご紹介します。ぜひいろいろな方法を試してみて、自分に合った勉強法を見つけ出してください。
英単語の重要性
先ほどもお伝えしたように、英単語・英熟語を覚えることは英語力を伸ばしていく上で非常に重要です。
まず、英語の能力は4つに分かれています。
リスニング(聞き取る)
リーディング(文章を読み取る)
ライティング(文章を書く)
トーキング(話す)
これらどれも共通して言えるのは、「英語→日本語」「日本語→英語」のように脳内で母国語と変換しなければならないということです。
その際に英単語が活躍するのですが、仮に文法力が全くないとしても、要所要所で単語の意味が聞き取れれば相手の言いたいことは大方理解できます。
また、自分が英語を話す立場でも、単語と熟語を組み合わせれば、文法がごちゃごちゃでも伝わるケースが多いでしょう。
自分が日本語で海外の方に聞かれるケースを想像したら分かりやすいかもしれません。
例えば、
「新宿」「駅」「どこ?」
と言われたら、新宿駅までの行き方を知りたいのかなと、なんとなく相手の意図が伝わると思います。
ただ、正しい文法を使うと、「私は新宿駅まで行きたいのですが、行き方が分からず困っています。新宿駅までの行き方を教えていただけませんでしょうか?」
このようになりますよね。
つまり言語問わずですが、単語で基本的には理解できるので非常に重要ということです。
非常に効率的な暗記方法5選
一言に暗記といってもたくさんの種類があります。
今回は5つの種類をご紹介させていただきますが、自分に合った一つをその中から探してみてください。
暗記は勉強以外でも必ず役に立ちます。
イメージ記憶法
具体的にイメージできればできるほど、記憶に残りやすいです。そのため、覚えたいものをどれだけ具体的にイメージできるかが大切です。
[ポイント]
五感を使ってイメージする。視覚的情報のみではなく、聴覚・味覚・嗅覚・触覚などをイメージできるとより記憶として定着しやすいです。
動きやストーリーと絡める。静止画よりも動きやストーリーがあるイメージを思い浮かべると記憶が定着しやすくなります。
自分がその場にいるようにイメージする。
ストーリーと少し似ていますが、例えば歴史の勉強とかだと、実体験がないのでイメージしにくいと思います。そこで、自分がその場にいるかのように想像するのです。
[具体例]
英単語の「Apple(リンゴ)」という単語を覚える場合は、まず自分が思うリンゴをイメージします。例えば、赤いリンゴなどです。 一般的にはここまでで終わりだと思いますが、より具体的にイメージして欲しいので、リンゴを食べた時の味や風味を思い出します。
「徳川家康」を覚えるとします。その際まず、自分がその時代にタイムスリップして関ヶ原の戦いに参加している状況などイメージすると、「徳川家康」という言葉以外にも流れとして歴史の流れが記憶できると思います。
語源記憶法
語源を知ることで、単語の意味や活用方法が理解しやすくなります。また、単語同士の共通点なども見つける手掛かりになります。
[ポイント]
接頭語、接尾語、語源を覚える。多くの言葉はこの3つでできているので、これらの意味を覚えることが効果的です。
接頭語・・・単語の頭に付く要素。例:「restart」の「re」の部分。
接尾語・・・単語の後ろに付く要素。例:「usable」の「able」の部分。
類義語と対義語を比較する。類義語と対義語を比較することで、単語ごとの意味の違いを理解することができます。
[具体例]
英単語「liberty(自由)」は、「liber(自由)」という語源からできています。「liber」はもともと「自由に動くことができる人」という意味だったことから、「liberty」は「自由」という意味を持つようになったことがわかります。
英単語「nation(国家)」と「national(国家の)」は、「natus(生まれた)」という共通の語源を持っています。つまり、「nation」は「生まれた人々の集団」、つまり「国家」という意味、「national」は「国家に関係する」という意味を持つことがわかります。
ストーリー記憶法
ストーリー形式で覚えることで、退屈な暗記学習が少し楽しく取り組めるかもしれないです。
[ポイント]
主人公を設定する。覚えたい情報を主人公として設定し、自分なりのストーリーを考える。
ストーリーを考える際は、主人公がどのような困難を乗り越えて、最後に目標を達成するかを考えましょう。
[具体例]
自分が問題用紙をノートに貼りたいのに、ノリがない!そんな時に友達が「attach」を持ってきてくれて使ったら、綺麗に貼ることができた。
など少し意味がわかりませんが、結果的に覚えられればいいので、その単語の意味と関連させてストーリーを自分なりに作りましょう。
反復学習
これはよく言われていることですが、じっくり覚えるより、とにかく何周もすることを意識して素早く回しましょう。
[ポイント]
電車での移動時間や待ち時間を活用する。
クイズ形式にして友達と問題を出し合う。
1日に100単語覚える。
アウトプット
インプットした情報をそのままにするのではなく、人に説明したり、書き出したりすることで、記憶に定着させることができます。
[ポイント]
実際に人に説明することで、自分の理解度を測ることができる。また、頭の中が整理できるので、応用問題が解きやすくなります。
書き出す。ノートやホワイトボードに書き出すことで、情報を整理して記憶に定着させることができます。
まとめ
たまに、英単語帳を使わないで問題で出てきた単語を覚えればいいやという方がいますが、それは間違っています。
実際にそういう方に単語帳を使ってもらったところ劇的に英語力が伸びたので、絶対単語帳で勉強すべきです。
また、単語帳を何冊も使った方がいいという方もたまに見かけますが、絶対に一冊を完璧にした方がいいです。
なぜなら、単語帳によって意味のニュアンスが違うことがほとんどなので、実質2倍覚えることになってしまうからです。単語帳は1冊でも十分受験は戦えるので、とにかく繰り返して覚えましょう。
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