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高校生の目標設定術『自分の将来に向けて』

中学生の頃はあまり考えなくて良かった自分の将来の夢や目標ですが、高校生になってから大人に近づくにつれて、将来のことを真剣に考え始めなければいけない時期になっています。ただ、いざ目標設定となると何から始めればいいのか迷ってしまう方も多いと思います。


そこで今回は、高校生の方でも簡単に目標設定できるように5つのステップに沿って詳しく解説していきます。



自分のなりたい姿を考える

アーティスト

目標設定のスタートは自分のなりたい姿を考えることからです。


[自分のなりたい姿って何?]

  • 10年後、20年後の自分がどんな人になっているのか?

  • どんな仕事に就きたいか?

  • どんな生活を送っていたいか?

  • 将来どんな欲望を叶えたいのか?


など沢山イメージを膨らませることが大切です。ここでのポイントは「現実を見ない」ということです。短期的な目標は実現可能性も重要になりますが、10年もあればどんな人にだってなれます。

高校生はそんな可能性を秘めているので、どんなに夢が大きくても大丈夫です。


なので叶う・叶わない関係なく、本当に自分がなりたい姿・叶えたい欲望を最優先して目標を立ててみましょう!

例えば「医者になって親の病気を治す」や「世界一のボディビルダーになる」、「日本一の富豪になる」など。



「SMART」な目標を設定する

ステップ1からステップ4

「なりたい姿」はまだすごく抽象度が高いです。例えば、「医者になって親の病気を治すだったら」いつまでに治すの?どんな病気を治したいの?そのために何が必要なの?などまだまだ具体性に欠けます。

なので、SMARTという目標設定の法則で、より具体的にしていきましょう。



S:specific(具体的)


曖昧な目標ではなく、具体的な目標にする。


  • 次回の英語テストで90点以上とる。

  • 文化祭でクラス企画の発表を行い、全クラスの中で1番の賞をもらう。

  • 週3回、30分以上運動する

  • 3ヶ月後に開催される新人戦でレギュラーとして出場する


という形で具体的にしましょう。ポイントは数字を取り入れるとより具体性が増します。



M:measurable(測定可能)


達成度を数値で測れるようにしましょう。


  • (英語のテストで90点以上)テストの点数で達成度を確認

  • (文化祭で全校1位になる)学校の賞で達成度を確認

  • (週3回、30分以上運動)運動時間と運動内容を記録することで達成度を測定

  • 練習試合での活躍度や監督からの評価でレギュラー候補入りを確認


ここでは先ほど数字で立てた目標が具体的かどうかを探るパートです。

達成度が確認できなそうな目標は、またSに戻って立て直しましょう。



A:achievable(達成可能)


自分の能力や状況を加味した上で、達成可能な目標にする。


  • 毎週3時間の英語学習時間を確保し、苦手分野を集中的に克服することで達成可能

  • 企画内容を練り上げて、わかりやすく魅力的な発表練習を重ねることで達成可能

  • 学校帰りに友達とジョギングしたり、休日にスポーツジムに通ったりすることで達成可能

  • 毎日2時間の自主練習を行い、チームメイトとの連携を深めることで達成可能


ここでは「どのように目標を達成するのか」というプロセスや方法を具体的に考えるものです。

何をすれば自分の立てた目標が達成できそうか考えてみましょう。



R:relevant(関連性がある)


自分の「なりたい姿」と関連する目標にする。


  • 英語のテストの点数を上げることは、将来なりたい海外のツアーガイドという夢に繋がる

  • 文化祭での発表成功は、プレゼンテーション能力やチームワーク向上の機会となる

  • 運動不足の解消は、体調管理や集中力向上に繋がる

  • レギュラーになれば、全国大会出場という目標に近づく


自分のなりたい姿はどちらかというと長期的な目標でしたが、現在行なっているSMARTでは、長期的な目標を達成するために必要な短期的な目標(中間地点)を立てている段階です。


なので、長期的な目標の直線上にあるべきものなのですが、たまに全く関係がない短期的目標を立ててしまうことがあります。



T:time-bound(期限がある)


目標を達成する期限を決める。


  • 次回のテストまであと1ヶ月

  • 文化祭まであと2ヶ月

  • あと1ヶ月後までに運動を習慣化させる

  • 3ヶ月後の大会でレギュラーを取る


目標を立てたからには、その目標を達成するまでの期間を決めましょう。


期間を決められないと、結局達成できたかどうかが測れないので、結果を出して次に繋げられるように短期間に設定しましょう。



目標達成のための計画を立てる

男性二人の相談

目標が決まったら、計画を立てましょう。計画を立てることで、目標達成確率が大幅に上昇します。



SMARTの法則を意識する


せっかく先ほどSMARTをそれぞれ考えたと思うので、それを最大限活用しましょう。


  • Specific:具体的

  • Measurable:測定可能

  • Achievable:達成可能

  • Relevant:関連性がある

  • Time-bound:期限がある



具体的な行動を書き出す


目標達成のために、何をいつまでにすればいいのか具体的に書き出しましょう。


例えば、「英語の勉強を毎日1時間する」「毎週土曜日に英会話レッスンに通う」などです。これは先ほどのSMARTの法則のSの部分で既に考えていると思います。



マイルストーンを設定する


マイルストーンとは?

距離のマイルと石のストーンを合わせて作られた言葉で、中間目標地点という意味がある。元々は中間地点として、等間隔で石を置いたのが語源のようです。


このように長期的な目標を達せするためには、中間の目標となるマイルストーンを設定することで、モチベーションを維持しやすくなります。

小さい成功体験を積み重ねていって、大きな成功を掴み取りましょう。



スケジュールを組み込む


計画した行動をいつまでに実行するかをスケージュるに組み込みましょう。スケジュールを作成することで、時間管理を効率的に行うことができます。

またスケジュールを立てることで、後の振り返りの時にも活用できます。



タスク管理ツールを活用する


to-doリストやカレンダーなどを活用することで、計画をより効果的に管理することができます。

勉強での管理ツールは「スタディプラス」がオススメです。



勉強計画の立て方で困ったら...


勉強計画の立て方で困ったら、こちらの記事を参考にしてみてください。

勉強計画の立て方から、評価方法まで沢山のノウハウが詰まっています。




行動に移す

街に向かって手を広げている女性

計画が立てられたら、実際に行動に移してみましょう。

こちらでは、行動に移す際のポイントとモチベーションの維持方法についてお伝えします。



行動に移す際のポイント


行動に移す際のポイントは主に3つあります。


計画通り行う


先ほど計画を立てたと思いますが、それ通りに行うようにしましょう。例えばよくある例だと、今日100単語、明日も100単語という計画を立ててたとして、明日200単語やればいいかという考えはやめましょうということです。


結局やる数は同じですが、計画通り進まなくなってしまう可能性が高いので、必ず計画でスケジュールを立てた通りに進めましょう。


周りに宣言する


やはり周りに言ってしまうと、周囲からの期待に応えようと頑張るようになります。また、周りの人が自分の目標を知っていると、サポートしてもらえることもあります。

よって、周りに宣言するのも行動を起こす上でオススメです。


楽しみながら取り組む


目標が高いほど挫折する確率も高くなります。なので、なるべく楽しみながらタスクをこなしていくようにしましょう。

楽しんでやった方が、モチベーションも続きやすいですし、挫折する確率も低くなります。



モチベーションを維持する方法


目標を達成する上で重要となるのは、モチベーションをいかに維持できるかです。

ただ、高いモチベーションを常に維持し続けるのは相当大変なので、モチベーションを維持する方法を4つに分けてご説明します。


目標達成した自分をイメージする


目標達成した後の自分を想像することで、モチベーションが維持しやすくなります。

常に良い未来を想像しましょう。


自分にご褒美を与える


目標を達成できたら、自分にご褒美を与えてあげましょう。

ご褒美があることで、モチベーションや継続力が変わってきます。


仲間を見つける


同じ目標を持っている人はあなた以外にも沢山います。なので、まずは仲間探しをしてみましょう。

同じ目標を持つ仲間がいることで、お互いに刺激しあえて、モチベーションが湧きやすくなったりします。勉強に置き換えると、同じ志望校の人などが該当します。


記録をつける


目標達成までの記録をつけることで、モチベーションが維持できたりします。

勉強に置き換えると、勉強時間10何時間以上達成できると嬉しかったりしますよね。

その小さな喜びが明日への原動力になるケースもあります。



振り返りと修正


今までで、目標を設定して、計画を立て、行動に移すというところまでやれたかなと思うので、最後に定期的な振り返りと必要に応じて計画の修正を行いましょう。



目標達成度を確認する


どのくらい計画通りに進んでいるかを確認することで、今後の計画を修正する必要があるのか否かが変わってきます。

毎日確認できると素晴らしいです。



進捗状況を分析する


進捗状況を分析することで、どの行動が効果的だったのか。はたまた、どの行動が非効率的だったのかを把握することができます。



問題点や課題を洗い出す


何が原因で計画通り進んでいないのかを確認することで、計画の修正に繋げられます。


例えば「部活の時間が思ったよりも遅くて勉強時間の計画が達成できない」であれば、曜日に合わせて計画を変更したりできます。

分析した結果を参考にしましょう。



まとめ


目標設定は、あなたの「なりたい姿」を叶えるために必要なことです。

なりたい姿に近づけない人生で終わらないように、今回ご紹介した5つのステップを参考にして、行動してみてください。


高校生は何にだってなれます。

諦めないで行動していれば必ず夢は掴めるので、あなたの挑戦を心から応援しています。

頑張ってください。





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