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音楽聴きながら勉強するのは良いのか・悪いのか?

学生の方で、勉強中に音楽を聴いた経験のある方は一定数いると思います。

そこで皆さん疑問に思うのが、勉強中に音楽を聴くと「集中力が増すなど良い方向に働くのか?」はたまた、「効率が悪いなど悪い方向に働くのか?」結局どういう効果があるのだろうと気になると思います。


そこで今回は、勉強中に音楽を聴いた場合のメリットとデメリットを挙げて、最後に結局どちらが良いのかについてご説明させていただければと思います。



音楽を聴きながら勉強することのデメリット


集中力の低下

勉強は頭にインプットしていくものですが、音楽を聴いてしまうと、脳は同時に二つのことを処理しなければならなくなってしまい、パンクしてしまいます。


特に歌詞がある音楽は、言語を理解するための脳のリソースを奪うため、読解や記憶の妨げになるケースがあります。これによって、理解度が浅くなってしまうなど学習にマイナスに働きます。


学習効率の低下

とある研究によれば、音楽を聴きながら勉強することは学習効率が低下することが証明されています。特に複雑な思考を用いる数学や新しい単元の理解をする場合は、無音の環境が一番適していると言われています。


勉強中に音楽があることによって、集中力が分散してしまい難しい単元の理解がしにくくなります。


一貫性の欠如

勉強で深く集中できている時のことを思い出して欲しいのですが、恐らくその教科の世界に入り込んではないでしょうか?恐らく気づいたら時間が経っているという状況になっていると思います。裏を返せば、教科をちょこちょこ変えながらずっと集中力を保つことは難しいということです。


このように集中力を引き出すためには一貫性が必要なのですが、音楽を聴いてると曲が移り変わったり、曲によってテンポや音量の強弱など全く違うと思います。


つまり音楽を聴くことで一貫性が保てなくなり、集中力が低下してしまうということです。



音楽を聴きながら勉強することのメリット

デメリットについて述べさせていただきましたが、音楽を聴くことでのメリットもあります。

メリットについても3つに分けてご説明させていただきます。


リラックス効果

勉強をしていると、問題が解けなかったり、前に勉強したはずの箇所が抜けていたりとストレスが溜まる機会がたくさんあると思います。ただ、音楽を聴くことはリラックス効果があるので、ストレスも軽減されます。


もちろんリラックスしすぎることは、勉強から離れることに繋がるので、適度にリラックスしましょう。


集中力の向上

これは一部の音楽に限られますが、クラシックや自然の音などは適度の刺激を提供して集中力を高める効果があります。

先ほどデメリットで挙げた一貫性の観点でも、クラシックや自然音は一曲が長いので十分に一貫しているといえます。


モチベーションの維持

勉強は一度初めてしまえばなんとか取り組める方が多いのですが、始めるまでが一番ネックだったりします。そこで、好きな音楽を流すことで勉強の苦痛が少し軽減され、勉強に入りやすくなります。

ただ、好きな音楽を流し続けると集中力の低下につながるので、あくまでも「勉強に入るきっかけ」として活用しましょう。



音楽を聴くのにベストなタイミング

これまで挙げたメリット・デメリット踏まえて、音楽はいつ聴くのが一番良いのかについて3つご説明します。


①繰り返し作業やルーティーンワーク

単純な作業や繰り返し行うルーティーンワーク(暗記や基礎の練習)については、音楽による良い効果が期待できます。


先ほど複雑な計算や新しい単元を取り組むときに、音楽が勉強の阻害をするというお話をしましたが、単純な作業や毎日の単語復習などでは、脳を割と使わないので音楽とダブルの処理に困ることなく問題なく勉強に取り組めます。


②リラックスした環境が必要な時

テスト前に緊張をほぐしたい時や長時間の勉強で疲れた時は、音楽によるリラックス効果が期待できます。

せっかく勉強したのにテストで緊張して点数が取れないのは勿体無いので、テスト前に音楽を聴いて気持ちを落ち着かせましょう!


③クリエイティブな作業

何か新しい考えを思いつくために一番適している状況はリラックスしてる時と言われています。

そこで、音楽のリラックス効果と掛け合わせて、何か学校の発表物を作る時やレポートを書くときなどに創造をしたい時におすすめでしょう。


オススメの音楽


歌詞がない音楽

歌詞がない音楽(ジャズ、クラシックなど)は、言葉で脳に入ってこないので、勉強の邪魔をしません。こちらは集中力を高める効果があります。


自然の音

雨音や自然の音などは、よく寝る前の音楽でもおすすめされているように、非常にリラックス効果があります。

なので、全く勉強で上手くいかない日や人間関係で問題があった日などにオススメです。


低ビートの音楽

ゆっくりとしたテンポの音楽は、速いテンポの曲よりも心拍数を落ち着かせてリラックスした状態を作り出すことに長けています。



まとめ

音楽を聴きながら勉強することは、メリットもデメリットも両側面あるので、善悪は一概に判断できません。


ただ、状況や求める効果に応じて使い分けることで、勉強にとってプラスに働くことは間違いないので、自分が何のために音楽を聴きたいのかを再確認してそれに応じた選択をとりましょう!






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