大学受験は人生を左右すると言っても過言ではないほど大きな節目の一つです。志望校選びは、自分の将来や叶えたい夢に大きく影響してしまうので、慎重に考えましょう。
しかし、多くの受験生にとって志望校選びは悩み多きものとなっております。自分の興味・関心や能力に合った大学はどこなのか?単純に偏差値や知名度だけで選んでしまって良いのか?など様々な疑問が頭に浮かぶことでしょう。
そこで今回は、志望校を決める手順について1から丁寧にご説明いたします。もう既に志望校を決めてしまった高3生も、改めて考え直すきっかけにしましょう。
自分の興味・関心を整理する
まず大切なことは、自分の興味・関心を整理することです。
【例えば...】
・自分の好きな科目や授業はなにか?
・将来どんな職業に就きたいか?
・どのようなことに興味があるのか?
など、様々な角度から自分自身を振り返ってみましょう!
普段は特に自分の将来について考える機会が少ないと思いますが、意識的に探求すると意外と見つかります。
将来のキャリアプランを思い描く
自分の興味関心が分かったら、それを元に将来のキャリアプランを考えてみましょう。
【例えば…】
英語を勉強するのが好き→将来は海外で活躍したい→旅行をするのも好きだ→海外旅行に行く時、多くの日本人観光客が言語で苦しんでるな→英語を活かして現地のツアーガイドになろう→アメリカのハワイ州でやろうかな→30歳で自分の会社を持てるようになりたいな。
みたいな感じで、具体的にどこで・いつまでに・どうなるまで細かくプランニングしましょう。大学にいく目的が明確な学生の方が合格確率が高い(しっかり勉強する)ので、受験に直結すると思って真剣に考えましょう。
大学や学部・学科について情報収集をする
自分のキャリアプランが決まったら、それを実現できそうな大学・学部について情報収集をしましょう。
【情報収集の仕方】
・大学のホームページやパンフレットを見る
・オープンキャンパスに参加する
・関係者に話を聞く
など、様々な方法で情報収集をすることができます。
大学選びのポイント
どういった点に着目して情報収集を行えばいいのかについてご説明します。
偏差値など安易な理由でなるべく決めず、しっかりと大学の分析をしましょう。
学部・学科
学んでいる内容が自分のキャリアプランに沿っているのか?
【学部・学科の一部紹介】
・法学部法律学科
・法学部政治学科
・総合政策学部
・経済学部
・経営学部
・商学部
・社会学部
などなど沢山あります。まずは学部から決めてみましょう。
授業カリキュラム
どんな内容の授業があって、どんなことが学べるのか?
【早稲田大学政治経済学部の例】
・ミクロ経済学
・マクロ経済学
・政治理論入門
・ジャーナリズム論
今回は早稲田大学のものを一部を抜粋しましたが、検索すると意外と見れる大学もあるので、調べてみましょう!
大学の教員・講師
どんな先生が在籍しているのか?
大学教授はその分野に精通している方が多く、論文などを出している先生もいるので、こちらも検索をしたら意外と出てくると思います。「有名な先生がいるから」で判断するのではなく、有名でない先生もどんな研究をしているのか調べて入学後に学べることを推測してみましょう。
大学の施設・キャンパス
どんな施設があるのか?
例えば、図書館や学習スペースはその学校がどれだけ学問に積極的かを表していると思います。もし大学入ってからも学びたい方は、学習スペースが整っている(綺麗な)大学を選びましょう。
学食は、ほぼ毎日利用するところなので、実際に食べてみるのもありかなと思います。大学によっては、使えない学生(座れない)が半分以上いるなど学生数に見合わないキャパの学食もあります。
大学の立地・場所
通学距離は問題ないか?
遠い・遠くないの判断基準は人それぞれ違うと思いますが、大体1時間半が基準になってくると思います。1時間半を超えてくると一人暮らしを考えてもいいのかなと思うので、そういった入学後の生活や費用なども考えて大学選びをするようにしましょう。
大学の学費(入学金込みの1年目費用)や授業料
学費が払えるかどうかは、大学選びの要素としてかなり優先順位高く見る必要があります。
【学費平均】
私立大学(文系)•••120万円前後
私立大学(理系薬学部以外)•••150万円前後
私立大学(薬学部)200万円前後
私立大学(医学部・歯学部)400〜500万円前後
国公立大学•••80〜90万円前後
キャンパス内の雰囲気
大学毎に全く生徒の雰囲気が違うので、自分に合っているか知ることは非常に大切です。
なぜなら、自分の大学生活や将来のキャリアは周囲の環境で決まってしまうと言っても過言ではないからです。
特に社会人になる前の大学生活は4年間もあり、行動できる人とそうでない人で人生が全く変わってくるので、周りにどういう友達を作るかや周囲の環境をどうするかはしっかりと考えましょう。
オープンキャンパスや大学の授業がやっているタイミングで足を運んで、実際通ってる学生たちを見てみると、1番大学の雰囲気がわかりやすいと思います。
志望校は複数の大学を検討する
たまに学生の方で、この志望校以外には興味がないから1校しか志望校を決めていないという方がいますが、当然ですが、志望校に落ちてしまう可能性は大いにあります。
仮に志望校に落ちても同じ偏差値帯の大学に受かるということや偏差値的に低い大学に落ちて、高い方は受かるなども全然あり得る話なので、複数校は見とくようにしましょう。
1校だけに絞ると他にいい大学があったとしても見落としてしまう可能性があるので、自分のキャリアプランに沿う大学だと全て目を通しましょう。
【メリット】
・複数検討することでより自分に合った大学を見つけられる。
・もし第一志望に合格できなかった場合でも、選択肢が広がる。
家族・先生など周囲の意見も参考にする
自分だけでは、一面的に判断してしまうことがあるので、周囲の方にも意見を聞き客観的に判断しましょう。
学校や塾の先生:受験に関しては非常に知識があると思うので、かなり参考になります。過去の生徒の事例などを参考にしましょう。
保護者:入学後自分の生活を支えてくれるのは保護者の方だと思います。大学費用を払ってもらう方もいるでしょう。なので、親御さんには必ず相談するようにしましょう。
友人:友達も恐らく大学について調べていると思うので、友達が調べた情報や考え方を聞いてみるのも一つの手かなと思います。
自分を信じて最終的な志望校を決める
とはいっても自分の人生なので、最後に決めるのは自分です。今まで集めてきた情報や聞いた意見をもとに、自分の将来と照らし合わせてみてどの選択肢が最適なのかじっくり考えましょう。
いつまでに決めておくべきかという疑問を持つ方がいますが、出来るのならば早く(今から)調べて自分なりの答えを出しましょう。なぜなら、大学によって受験の対策や何に重点を置けばいいかなど変わってくるので、仮に高校一年生であっても調べて決めておきましょう。
恐らく、この記事を読まれている方は大学受験に興味があって、勉強も始められてると思いますが、今やっている勉強はゴールがないマラソンをしているようなものです。
早めにゴールを決めてなるべく遠回りをしない、効率的な受験勉強にしましょう。
まとめ
大学選びではまず自分の将来を決めるところからスタートです。自分の将来を決めるポイントとしては、まずは興味を探究するということです。
そして次の段階として、大学の情報を集めてそれをもとに自分なりの志望校をいくつか出すようにしましょう。そこから周りの意見や自分なりの考え方を照らし合わせて、意見をブラッシュアップしていき、最終的には満足のいく大学を選びましょう。
ここでは大いに時間をかけてじっくり考えることをオススメします。受験をする上でのスタートラインになりますし、途中から方向転換するとかなりロスをしてしまうので、真剣にじっくり考えましょう。
志望校選びで迷ったら
ただ、最初から正解を出すのは非常に難しいですし、志望校選びは非常に時間がかかります。なので、まずは受験に精通しているプロから情報を沢山得ましょう。
以下から大学選びのプロに無料で相談できますので、まずは気軽に相談してみましょう。
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